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ストーリー

時代背景

西暦二〇二〇年。「ゲームステーション」シリーズの成功により、二〇数年にわたりゲーム機市場に君臨してきたトミーエンタメ。正式名称はトミー・エンタテインメント株式会社。同社はネットゲーム市場でも他社を圧倒すべく、全く新しい形状のコントローラー使用によるネットゲーム「ファイナル・ルシファー」を発売。その結果、ゲームの虜になってしまった中学生や高校生から「トネゲ廃人」が全国的に続出する社会問題となった。「トネゲ廃人」とはトミーエンタメ・ネットゲーム廃人の略称である。マスコミはこの事態を連日のように報道。訴訟運動・不買運動が起こりトミーエンタメは窮地に追い込まれた。

舞台設定

トミーエンタメは「ファイナル・ルシファー」のネット運営を中止。非難を浴びた視覚伝達効果など大幅に変更し、「ファイナル・ルシファー改」を発売した。猛省のスタンスをとり非難の鎮静化に努め、会社規模を縮小。社員の三割を解雇した。「トミーエンタメ再起不能か」と報じられ、新しい開発の動きは特にないように思われた。ところが翌年の二○二一年八月、イオウトリ島を購入したことが報道され、世間を驚かせた。イオウトリ島は沖縄県に属する南西諸島の無人島である。

登場人物

「トミーエンタメ、無人島を購入」報道を知ったマスコミは、争ってその目的を探ろうとした。「トミーエンタメ版リゾートパーク建設か」などマスコミを騒がせたものの、同社幹部は口を揃えて「次世代植物園の実験施設」とコメントするのみで、それ以上の言及を避けた。マスコミ関係者の上陸を拒否し、具体的な計画など一切を企業秘密というベールの下に隠した。こうして一年が経過。 二〇二二年八月、世間の関心事からイオウトリ島の名前がすっかり色あせた頃、トミーエンタメはマスコミの目を避けつつ無人島に次々と青年たちを送り込んだ。「二五日間の長期契約アルバイト・破格の報酬・三食個室つき」という条件で集められた青年たちは九人。彼らは三名ずつ三グループに分けて、専用ヘリで無人島に送り込まれた。そこで目にしたのは、かつて見たことがない形状のドーム型建築物だった。トミーエンタメ関係者はそれを「バイオーム」と呼んでいた。

物語展開

バイオームには鉄骨フレームがなく、六角形の半透明ブルーパネルだけで覆われていた。じつに美しく未来的な外観だったが、内部に生息しているのは植物だけではなかった。無人島にバイオームを建設した真の目的は?・・送りこまれた青年たちの真の役割とは?・・「BP」は壮大なスケールで描く近未来小説である。なお「BP」に登場する十一人の青年たちはイラストレーターグループ「ベロム」メンバーが制作した魅力満載のキャラクターである。それが本小説の企画における最大の特徴となっている。

執筆

嵯峨 律(さが りつ)

高校教科書編集スタッフ(三省堂)、フリーマガジン「みらい」編集スタッフ(教育総研)を経てフリーランス。別のペンネームでルポルタージュの仕事をしているほか、現在は3つのペンネームを使って活動中。

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